●都道府県別企業数、東京都が他の道府県を大きく引き離す
都道府県別に会社企業数をみると、「東京都」が25万5400企業(対全国比16.8%)で最も多く、「大阪府」11万202企業(同7.3%)、「愛知県」9万1412企業(同6.0%)と続いており、この上位3都府県で全体の30.1%を占めています。
また、東京都の会社企業数は第2位の大阪府の2倍を超えており、他の道府県を大きく引き離しています。
●資本金階級50億円以上の企業は過半数が東京都に立地
資本金階級別に東京都の会社企業数の対全国比をみると「50億円以上」が最も多く(対全国比54.0%)、「10億円以上50億円未満」(同45.9%)、「3億円以上10億円未満」(同39.5%)と続いています。
●大学の都心回帰進む
◆◆都心キャンパス 郊外からの移転相次ぐ◆◆
各地の大学で、郊外で学ぶ学生を都心に近いキャンパスに移す動きが相次いでます。
18歳人口の減少で「都心の魅力で志願者を増やしたい」という本音も見え隠れする一方で、都心のキャンパスは、若者が集まる街の顔にもなってきました。
◆◆都市型キャンパスの「集客力」◆◆
東洋大は05年に朝霞(埼玉県朝霞市)から白山(東京都文京区)に文系5学部を集約し、09年には板倉(群馬県板倉町)から国際地域学部を白山に移しました。板倉には生命科学部を残し、学科を増やしました。
その結果、04年度に4万人台まで減った志願者数は増加に転じ、今年度入試で過去最高の7万1千人に達しました。
◆◆学生から要望◆◆
学生からの要望で移転をした大学もあります。
共立女子大は東京都八王子市と千代田区にキャンパスがあり、06年度に1部を八王子市から千代田区に移し、09年度にかけて段階的な移転を計画してました。しかし八王子に残った学生から移転を求める署名が集まり、急きょ予定よりも2年前倒しの07年度に全部を千代田区に移しました。
みずほ信託銀行系の都市未来総合研究所の研究員によると、東京都で23区内のキャンパス立地数は02年に79か所でしたが、09年には112か所に増えました。
一方、都内の23区以外では50か所前後で横ばいです。
「この流れが逆流することはないだろう」とみています。
「マンション投資に失敗しないためにはデータ分析が大切です(東京の単身者向けがおススメの理由)3/3P へ続く」