住宅コンサルタントの野中清志氏のコラムを
「ハーモニー通信」として、全10回にわたってご紹介します。
今回のハーモニー通信では
《 野中清志氏 コラム 第1弾 》をお届けさせて頂きます。
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人生100年時代における資産形成との向き合い方
~ 住宅コンサルタント 野中清志 ~
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今回からシノケンハーモニー様のコラムをお手伝いさせて頂く住宅コンサルタントの野中清志です。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
今回は最近話題となっている「人生100年時代における資産形成」について述べてみたいと思います。
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┃1┃ 少子高齢化と社会構造の変化
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「老後は2000万円必要」という金融庁の報告書が出てから、新聞やテレビで毎日のように老後の生活設計についての記事や報道が世間をにぎわしています。
この背景には少子高齢化に伴い、日本における社会構造の変化が現実味を帯びてきている事が挙げられます。
これに加えてこの20年の間に日本人は男女とも平均寿命だけではなく平均健康年齢も大幅に伸びてきており、年金の受給年齢の先送りも要因の一つとなっています。
学校を卒業して一つの会社で一生を終えるという働き方も多かったですが、企業から見ても終身雇用制が大きな負担としてのしかかってきているという部分もあります。
現在日本には80歳以上の方が1000万人以上、90歳以上の方も200万人以上、さらに100歳以上の方は約7万人を超えています。
ちなみに第1回目の東京オリンピックがあったのは1964年ですが、当時は100歳以上の方は全国でわずか200人弱しかいませんでした。
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┃2┃ 「自助努力が必要」は若い世代ほど多い
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日経新聞などによる世論調査では、老後資金の不足に関して「自助努力が必要」と答えた人が
60歳以上:56%
40~50歳代:69%
39歳以下:71%
と若い世代ほど自助努力で老後資金の不足を補うべきだという意見が多かったようです。
今回の報道で老後に2000万円が必要という内容に対して一番がっかりしているのはまさしく60歳以上のシニアの方ではないでしょうか。
つまり老後のために何もしてこなかった方が老後になった途端、いきなり「2000万円足りない」と言われても「なす術がない」からです。
逆に考えると、若い世代の方ほど、今回のアナウンスは「早めの準備ができる」という事に気づかされてむしろ良かったという前向きの考えもあるかも知れません。
もちろん現在シニアの方も退職金を取り崩し、やがて「枯渇する」という状況を避けるために現金をマンションなどの収益不動産に投資して毎月の収入を増やすという事もできます。
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┃3┃ 低金利時代こそ「資産運用」の重要性が高まる
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現在のような歴史的な低金利時代においては、例えば大手都市銀行の大口定期預金1年ものに1000万円預金しても利息は0.010%です。
つまり1000万円預けても利息はわずか100円となります。
さらにそこから20%の税金を取られて、何と手取りは80円となります。
休日や夜間に現金をキャッシュディスペンサーからおろすと手数料が108円かかります。
つまり1回お金をおろすだけで1000万円の1年間分の利子が一瞬にして消えるという現状です。
こう考えるとただ銀行にお金を寝かしておくだけでなく、「資産運用」する事の大切さが分かります。
ただし現役で働いている若い方から見ると、いきなり「資産運用」と言われても投資するお金がなければ何もできないではないかと考えるのはごく自然な事です。
最近ではNISAの申込みが非常に増えているそうですが、これからの時代は投資も2本立て、3本立てが大切な時代となってきます。
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┃4┃ 老後は「3つの所得」を得る
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筆者は老後に「3つの所得」を得る事を推奨しています。
1.労働所得
老後も健康な限り社会と良好なコミュニケーションを得るためにも、月に1度でも週に1度でも「適度に働く」事が重要です。
筆者も会社員の経験がありますが、1週間の内で一番楽しいのは休みの前の日の夜です。
2.年金所得
当然の権利として年金をもらいます。ただしここで注意したいのは、年金の支給は毎月ではなく実際に支給されるのは偶数月です。年金は計画的に使いましょう(笑)
3.資産所得
これは自分が寝てても、海外旅行に行ってても、東京ドームで巨人対ヤクルトを見てても、一定のインカムゲイン(家賃収入など)が入る事を言います。
人間歳を重ねると体力、気力も自然と衰えていきます。
そこを補ってくれるのが、ずばり資産所得ではないでしょうか。
栄養と一緒で、現役時代も働き方・資産運用の仕方・老後の経済的な生活設計も含め、「バランス」がとても大切となります。
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┃5┃ 安定した資産収入を得るためには「不動産投資」が適している
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この 3 の資産所得を得るためにおすすめなのが「不動産投資」です。
その中でも「マンション投資」は手軽に始める事ができて、初めての方にもお勧めです。
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マンション投資のメリットは以下のように多くあります。
□■ 少ない自己資金で手軽に始められる ■□…………………………………………………………
不動産投資というと大きな金額が必要と思いがちですが、マンション投資はローンを利用しますので初期費用はそれほど多くありません。
□■ 毎月の出費は少なくこつこつ運用ができる ■□…………………………………………………
マンション投資では毎月の家賃収入でローンを返済します。
家賃とローンの差額は若干あるにせよ、ローンの大半を家賃収入で補えるので毎月の負担は少なく、将来的にはローンを完済し、第2の年金として生活を助けてくれる源となる訳です。
□■ 生命保険の代わりになる ■□………………………………………………………………………
マンションのローンには「団体信用生命保険」がついています。
これは万一の時にローンの残債が全額保険で支払われるものです。
この保険が付いているので加入している生命保険の一部の補償などを見直して、マンション投資に振り分ける方もいらっしゃいます。
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今回の金融庁の報告書は、今後の資産運用、特にマンション投資を考えて見る良い機会となるのではないでしょうか。
不動産投資はもちろん立地や設備も大事ですが、長期の資産運用となりますので賃貸管理も含めた「アフターフォロー」をしっかりしてくれる会社を選ぶ事も大切となってきます。
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野中清志(住宅コンサルタント)
<プロフィール>
株式会社オフィス野中 代表取締役
宅地建物取引士
マンションデベロッパーを経て、2003年に株式会社オフィス野中を設立。
マンションをはじめとする不動産に関する講演・執筆等多数。
30年以上の経験を活かしたユーザーサイドに立ったマンション選択眼はおおくのファンに支持されている。
難しい内容も分かりやすく、ウィットに富んだセミナーは好評。
東京をはじめ全国で年間多数のセミナーで講演。
●●最近の主な著書・連載・コメント掲載等●●
『「売れる」「貸せる」マンション購入法』週刊住宅新聞社
「ワンルームマンション投資法」週刊住宅新聞社
「週刊朝日」「AERA」朝日新聞出版
朝日新聞・コラム「住まいの未来」
『「お金」見直し応援隊』日経BPセーフティジャパン(WEB)
日経トレンディネット(WEB)他多数
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