金融機関はお金を貸すという特殊な事業性を持つため、非常に保守的な組織です。
貸す相手を非常に慎重にみてきます。
その相手が信用していい人間かどうかということです。
窓口にいきなり行って
「お金を貸してください」
というのと、しかるべき紹介によって資金調達の依頼をするのとでは、結果に大きな差が出ます。
紹介があることで、一番重要な、この人間を信用できるかどうかというベースの部分がクリアになります。
まして、不動産の資金調達は何千万円、何億円という世界になりますので信用できるかどうかの判断は重要です。
知人友人の中に目当てとする金融機関に勤めている人がいればその人のツテを頼るのがいいでしょう。
しかし、そのような知人友人がいるケースは少ないでしょう。
その場合に利用できるのが不動産会社です。
不動産会社は物件を売るのが目的です。
売るためには、買ってもらう人に融資が付かない限り売れません。
ここに不動産会社の目的(売りたい)と買う側(融資を受けたい)の目的が一致します。
また、不動産会社の中には、金融機関と非常に強いパイプを持っているところも多くあります。
業として売買・仲介をしていれば、必然的に金融機関との付き合いは密度が濃くなるからです。
金融機関にとってはその不動産会社は「お得意さま」ですので、その「お得意さま」からの紹介であれば、優先的に対応してくれますし、さらにはその不動産会社の紹介物件であれば金融機関としても安心できるということもメリットです。
つまり、融資が通る可能性が高くなるので、金融機関に顔の利く不動産会社を通じて融資の打診をする必要があります。
都営地下鉄「大門」駅 / 直結
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