いろんな疑問や悩みをマンション管理士の知恵を借り、解消しようとするマンション管理組合が増えてきたました。
管理のプロの助言は住人の高齢化や建物の老朽化などの問題を抱える管理組合にとっては心強く、解決への糸口となりうるのです。
例えば、施行業者などとの交渉をうまく進められたり等々。
組合の役員は毎年交代しますが、管理士に顧問になってもらうことで、管理の継続性という意味でもメリットは大きいのです。
管理の大半を住人が担う自主管理マンションでも管理士を活用するところが出てきました。
管理士には毎月理事会に出席してもらうほか、困り事の相談にも応じてもらうおかげで、管理窓口業務の委託コスト引き下げなどの成果も出たりとメリットも多いようです。
費用は契約内容などに応じ異なるのですが、顧問なら月五万 — 十万円程度が相場ということです。
探し方は管理士の登録を担う財団法人マンション管理センターや、地域単位ごとの管理士団体などに相談し近くの管理士を紹介してもらうのが一般的です。
ただ、マンション管理士の資格が導入されてまだ六年ほどです。経験や実績豊富な人は少数です。
安易に管理会社の変更を勧め、「管理会社たたき」に走る管理士がいたり、管理士の資格を持つ区分所有者が組合運営を混乱させたりするケースもあるのです。
管理を巡る問題が複雑になる中で、専門家としての管理士を活用するのは有効な選択肢のようです。
その上で、管理士を選ぶ際は、複数の管理士に話を聞いて選択したり、まずは試用期間を設けたりするなど柔軟に検討してみてはいかがでしょうか。
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